MT5(MetaTrader5)の特徴を解説!MT4との違い、使い方、ダウンロード方法も網羅しています
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世界シェアトップのトレードプラットフォームであるMT4(MetaTrader4)、その後継にあたるのがMT5(MetaTrader5)です。

たしかにMT5はMT4をアップデートした進化版といえますが、実際に使う前には以下のような疑問点も色々と浮かんでくるはず。

  • 今でも主流はMT4みたいだけどMT5を使うメリットは何があるのか
  • 使う前にMT4とMT5の違いを押さえておきたい
  • MT5の特徴や注意点は何があるのか

など、心配な点もありますよね。

そこで、今回の記事ではMT5のあらゆる特徴(メリットやデメリット)をMT4と比べながら解説していきます。

この記事の前半では、MT5とMT4の特徴とそれらの違い、MT4に対するMT5の優位性などをまとめていき、後半ではMT5を使う上での注意点、提携しているFX業者、PCへのダウンロード方法などを紹介。

長めの記事になりますが、当記事を読むことでMT5に関するあらゆる情報を押さえることが可能になっています。

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MT5をダウンロードする

MT5とMT4を比較してみた

MT5 MT4 比較

まずはじめにMT5とMT4に共通する特徴を確認しておきます。

◆MT5とMT4の共通点は11個◇

  1. 完全に無料で使用できる
  2. デモトレード用口座がある
  3. 日本語に完全対応している
  4. 外国為替以外のチャートも表示できる(NYダウ先物や原油など)
  5. テクニカル指標が豊富に使える
  6. EA(自動売買プログラム)を使える
  7. トレード環境を見やすくカスタマイズできる
  8. バックテスト機能が使える
  9. 両建てできる
  10. ワンクリック注文ができる
  11. 複数FX業者の登録、同時起動もできる

次からはMT5とMT4の違いをまとめています。

MT5とMT4の違い|利用者はまだMT4の方が多い

項目 MT4(メタトレーダー4) MT5(メタトレーダー5)
動作スピード 普通 速い
時間足 9種類 21種類
カスタム/インジケーター 豊富 少ない
気配値/ナビゲーターウィンドウ わかりやすく
使いやすい
ワンクリック注文 可能 可能
EAの数 豊富 まだ少ない
提携可能なFX業者 海外FX業者のほとんど 一部大手サービスだけ

表の通り、MT5はMT4の使いやすさや動作スピードをさらに改善したものだとわかります。しかし、テクニカル指標(インジケーター)、EAの種類や数では、まだまだMT4の方が豊富で使いやすいといえます。(今後はMT5の方がMT4よりも有利になる可能性はとても高いでしょう)

ですから、

  • テクニカル指標による裁量トレードを中心:MT5
  • スキャルピングやデイトレードを中心:MT5
  • 国内FXだけでなく海外FX業者でのFXも楽しみたい:MT4

という、上記ポイントを押さえた選び方がオススメですね。

MT5を使うメリットや強み|MT4に勝っている点

MT5 メリット

MT5のMT4に対する優位性をまとめると以下の通り。

  1. MT5はMT4よりも動作スピードが速い
  2. 分足/時間足の数がMT4よりも多い
  3. チャート画面(ナビゲーターや気配値表示など)が見やすい
  4. 高精度のバックテストができる
  5. アップデートの頻度が多い

では、1つずつ確認していきますね。

①MT5はMT4よりも動作スピードが速い

MT5はMT4に比べて動作スピードが速く、より快適にツールを使える環境になっています。MT5の方がPCのメモリは多めに消費しますが、ハイスペックのPCでなくても問題なく使用可能。

ただ、複数のインジケータを表示したり、複数のMT5アカウントを同時に動かす場合は動きが鈍くなるので、PCのスペックはある程度あった方がスムーズに稼働してくれます。

この辺りは、トレーダーのPCスペック、トレードスタイル、用途などに合わせて考えるようにしましょう。

以上のことを考慮すると、MT4に比べてMT5の方がサクサクと動くので、スキャルピングトレードやデイトレードなど、売買の回数が多くなるトレードスタイルの場合は、MT5の方が有利だといえます。

②分足/時間足の数がMT4よりも多い

MT5ではチャート時間軸(足)が合計で21種類も使えます。※MT4では9種類。

時間足:「1本のロウソク足を何分単位で描くのか」を表したもの。1分足、5分足、1時間足…などのように言います。

MT5とMT4の時間足の違いをまとめると下記の通り。

MetaTrader4:MT4 MetaTrader5:MT5
1分足(M1) 1分足(M1)
2分足(M2)
3分足(M3)
4分足(M4)
5分足(M5) 5分足(M5)
6分足(M6)
10分足(M10)
12分足(M12)
15分足(M15) 15分足(M15)
20分足(M20)
30分足(M30) 30分足(M30)
1時間足(H1) 1時間足(H1)
2時間足(H2)
3時間足(H3)
4時間足(H4) 4時間足(H4)
6時間足(H6)
8時間足(H8)
12時間足(H12)
日足(D1) 日足(D1)
週足(W1) 週足(W1)
月足(MN) 月足(MN)

「結局、どの時間足を見ればいいのか?」と思う人もいるかもしれませんが、自身のトレードスタイル(スキャルピングやスイングトレードなど)に合わせて、参考にする時間足を変えていくのが良いでしょう。

③チャート画面(ナビゲーターや気配値表示など)が見やすい

MT5はチャートホーム画面も、よりトレーダーにとって使いやすく改善されています。

その中でも、特に以下の2つがより便利にアップデート。

  • 気配値表示ウィンドウ
  • ナビゲーターウィンドウ

それぞれ確認していきますね。

気配値表示

MT5とMT4の気配値表示の項目を比べてみると、「詳細」と「プライスボード」が追加されています。

MT5(MetaTrader5) MT4(MetaTrader4)
銘柄(通貨ペアリスト) 通貨ペアリスト
詳細 無し
プライスボード 無し
ティック(ティックチャート) ティックチャート
  • 銘柄(通貨ペアリスト):取引銘柄を表示してくれるウィンドウ
  • 詳細:通貨ペアの詳細表示できる
  • プライスボード:登録している通貨ペアをワンクリック注文できる
  • ティックチャート: 売買成立ごとにチャート上に点を付け、トレードの推移を表示してくれるチャート

さらにMT5には、銘柄のリストから「銘柄名」で各通貨ペアを検索できます。(MT4では、多くの通貨ペアリストから探さなければいけませんでした)

また、プライスボードでは前もって登録しておいた通貨ペアをワンクリックで注文が可能です。

ナビゲーター

ナビゲーターとは所有している口座のログイン管理、チャート上で利用できるインジケーターやEAの管理が可能なウィンドウ。

MT5にあるナビゲーターのウィンドウは、それぞれフォルダ分けされていて、MT4よりも見やすくなっています。

その上、MT5では新しくフォルダを作ることも可能。MT4も使いやすいですが、MT5の方がさらに直感的な操作ができるようになっているので、初心者にはMT5の方が使いやすいでしょう。

④高精度のバックテストができる

MT4とMT5には、自動売買プログラムであるEA(エキスパートアドバイザー)の成績をチェックするためのバックテスト機能が搭載されています。

そのバックテストですが、MT5の方がMT4よりもさらに精度の高いバックテストを実行できるようにアップデートされています。

たとえば、

  • MT4:過去の値動きを元にしたバックテストができる
  • MT5:MT4と同様のバックテストに加えて、フォワードテストやストラテジーテストも可能になっている

となっていて、MT5がMT4よりも進化していることがわかりますね。

それに、MT5では複数の通貨ペアに対するバックテストが同時にできるのも特徴。※MT4では1つの通貨ペアしかバックテストができません。

したがって、EAで自動売買を行う場合もMT5の方が有利でオススメといえます。

⑤MT5は頻繁にアップデートされている

MT5とMT4の開発元であるMetaQuotesSoftware社は、現在MT4からMT5への移行を目的としています。

このことは、公式サイトやアップデート回数から判断が可能。なぜなら、開発元のMetaQuotes Software社の公式サイトでは、MT4が現在ダウンロードできないためです。

正確に言えば、公式サイトにはMT4のインストールページがありますが、実際にダウンロードを実行すると、MT5が自動的にインストールされる仕組みになっています。(実行ファイル名はmt4setup.exeにも関わらず中身はMT5)

また、アップデートに関しては、

  • MT4:2017年でアップデートが終了
  • MT5:現在もアップデートが繰り返されている

という状況になっています。

MT4/MT5のアップデートされた回数
MT4:MetaTrader4 MT5:MetaTrader5
2017年 1回 12回
2018年 0回 6回
2019年 0回 6回

引用:MetaTrader公式ページ

したがって、これから先を考慮するとMT4よりもMT5を使うことをオススメします。

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MT5のデメリットと弱み|MT4の方が優れている点

次にMT5の弱みやデメリットについて解説していきます。

MT5のデメリットは主に3つ。

  1. MT5に対応している業者はまだ少ない
  2. カスタムインジケーターやEAはMT4の方が豊富
  3. MT5とMT4は共に日本時間表示がない

それでは確認していきますね。

①MT5に対応している業者はまだ少ない

MT4はほとんどの海外FX業者が対応していますが、MT5は海外/国内共にまだまだ対応する業者が少ないのが現状です。

一部のFX業者はMT5にも対応しているので、MT5のプラットフォームを使ってみたいトレーダーはその業者を選ぶといいでしょう。

ちなみに当サイトでオススメのMT5と提携しているFX業者は以下の通り。

日本国内のFX業者 海外のFX業者
OANDA(オアンダ) XMTrading
AvaTrade(アヴァトレード) TitanFX
TradeView
HotForex
FBS
LAND FX
IFC Markets
FXDD

国内の事業者はかなり少ないですが、海外の事業者ではいくつか利用できます。

②カスタムインジケーターやEAはMT4の方が豊富

MT5とMT4はシステムを構築しているプログラム言語が違います。

これは要するに、MT4で使用できたカスタムインジケーターやEAは、MT5環境で使うことができないということ。

また、MT5のカスタムインジケーターやEAの種類はMT4と比較すると少ないです。しかし、この状況がだんだんと逆転しつつあるのも事実。

人気のインジケーターやEAであれば、MT5に対応するモノも増えてきています。ですから、MT5で指摘されるインジケーターやEAの少なさは、いずれ解決されるといえそうですね。

③MT5とMT4は共に日本時間表示がない

MT5とMT4は海外で開発されたツールということもあり、チャートの表示時間に日本時間の設定がありません。

ですから、MT4やMT5で日本時間を表示したい場合は、日本時間を表示できるカスタムインジケーターを導入しなければいけません。

日本時間の導入なら、OANDA JAPANなどから提供されているインジケーターを入れるのがオススメですよ。

>>OANDA JAPAN MT5用日本時間表示インジケーター

MT5のインストール方法や使い方を解説

MT5 ダウンロード 画面

では、次にMT5のダウンロード方法や使い方を紹介していきますね。

ここでは、海外FXブローカーの中でもMT4とMT5どちらも使えるXMTradingでダウンロードする方法をまとめておきます。

前提条件として、MT5を実際にトレードで使うときはXMTradingで口座を開設してIDとパスワードを取得しておく必要があります。

MT5をダウンロードする方法(PC)

MT5のPCへのインストールは以下、5ステップで完了です。

  1. XMTrading公式サイトのMT5のダウンロードページにアクセスし【ダウンロード】を選択する
  2. 「xmtrading5setup.exe」という実行ファイルをクリックし、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」に対して【はい】を選択する
  3. 表示されたMT5ポップアップウィンドウの【次へ】を選びインストールを実行する
  4. インストールが無事に完了したらMT5アイコンがデスクトップ上に表示される
  5. XMの口座開設時に取得しているログインIDとパスワードを入力してログインする

以上の流れで、MT5のPCへのインストールは3分もあれば完了します。MT4のダウンロード方法も解説していますが、基本的にMT5と手順は一緒です。

>>MT4のダウンロード方法

MT5のダウンロード方法(スマホ)

MT5 スマホ ダウンロード

こちらはApp Storeで「MT5」を検索した際の画像。

MT5をスマートフォン環境へダウンロードする方法をとても簡単です。

  • iPhone端末:App Storeから「MT5」と検索する
  • android端末:Google Playから「MT5」と検索する

各スマホ端末のアプリケーションストアよりMT5アプリを検索してダウンロードするのみ。

MT5のログイン方法や使い方を解説

MT5を起動させるとログイン画面が表示されます。

もし表示されない場合は、以下の手順を踏むとログイン画面が出てきます。

  1. ツールバー【ファイル】をクリック
  2. 【取引口座にログイン】をクリック

次に、XMTradingで設定したデモ口座/リアル口座情報(IDとパスワード)を入力し【OK】をクリックすればログイン完了です。

使用方法はMT4とほぼ変わらないので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

>>MT4の口座開設方法~口座開設から取引まで~

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MT5に関する疑問点や注意点(Q&A)

MT5 注意点

ではここからは、MT5に関する問い合わせや疑問点について回答しているので、ツールの導入前にぜひ参考にしてみてくださいね。

MT5環境でRCIを表示させる方法はあるのか

MT5には、RCI(Rank Correlation Index)が標準搭載されていません。したがって、MT5専用のRCIをダウンロードして、MT5環境のファイルにインストールする必要があります。

RCI導入の手順は下記の通り。

  1. MT5用のRCIファイルをPCへダウンロードする
  2. MT5を開く
  3. MT5のメニューバー内の【ファイル】を選択
  4. 【データフォルダを開く】を選択
  5. 『MQL5』フォルダを選択
  6. 『Indicators』フォルダを選択
  7. 『Examples』フォルダを選択
  8. MT5の『Examples』フォルダ内にダウンロードしたMT5用のRCIをアップロードする
  9. MT5を再起動しインジケータの『Examples』ファルダ内にRCIがあるか確認

そこまで難しい手順は踏まないので、時間にすると数分で作業は完了するはずです。

MT5の対応ブローカーで仮想通貨取引も可能な業者はあるのか

MT5に対応しているFX業者の中で、仮想通貨トレードもできる業者は以下の通り。

海外FXブローカー 仮想通貨の取り扱い
XMTrading 一時停止中
TradeView あり
HotForex あり
FBS あり
IFC Markets あり
FXDD あり

MT5でも「スピード注文」は可能なのか

MT5にはMT4と同じく標準で「ワンクリック注文」を利用可能。

気配値表示のプライスボードへ通貨ペアを登録しておくことで、手軽にスピード注文を実行できます。旅行先や出張先でも、スマホ1つあればクイック注文を行えます。

MT5でも「一括決済」はできるのか

MT5では、OneClickClose(ワンクリッククローズ)をいうカスタムインジケーターを導入することで、「一括決済」を行うことが可能。

FXでは複数ポジションを一度に決済しようとすると、エラーが出たり反応が鈍くなってしまうケースがあります。そんな場面を想定して、ポジションを一括決済するために作られたEAがOneClickCloseです。

MT5で「アップデート待機中」と表示された際の対処法はあるのか

MT5のチャート画面で「アップデート待機中」と表示されてしまう原因は以下の通り。

  1. ログイン情報の入力に不備がある
  2. 口座タイプに対応した通貨ペアを選択していない
  3. スマホやPCのネット環境の通信エラー
  4. FX業者のメンテナンスやサーバー上のトラブル
  5. デモトレード用口座の有効期限が切れている
  6. リアルトレード用口座のアカウントがペナルティを受けている

以上の理由が考えられます。

トラブルの原因がわかれば解決策も講じられるので、1つずつ理由を探ってみてくださいね。

MT5が動作しないときの原因は何があるのか

MT5が動作しない原因は主に以下のものが考えられます。

  1. ログイン情報の入力間違い(MT4の口座情報を誤って入力している等)
  2. インターネットの接続が悪い
  3. FX業者側のサーバーが不安定
  4. 為替相場が休み
  5. MT5がメンテナンスを行っている
  6. MT5自体に不具合が起きている
  7. PCのOS上のアップデートが実行されている

以上の原因を確認してみてくださいね。

【まとめ】MT5は今後主流のツールなので操作に慣れるべき

MT5 FX ツール

ここまでMT5の特徴(メリットなど)、MT4との違いをチェックしてきました。

MT5は、世界中のFXトレーダーに愛されている人気ツールMT4のアップデート版ですが、まだまだ対応業者は少なくMT4の方が主流といえます。しかし、MT4のアップデートはほぼ行われず、これから先は確実にMT5が主流になります。

さらに、カスタムインジケーターや自動売買プログラムのEAもその都度MT5に対応し、使い勝手もますます良くなっていくでしょう。

今でもホーム画面のわかりやすさ、動作スピードにおいてはMT5が勝っているので、以下のタイプの人はMT5を使うことを推奨します。

  • これからMT4やMT5を使い始めようと考えている人
  • テクニカル指標がベースの裁量トレードを中心に取引したい人
  • スキャルピングやデイトレードを中心に取引したい人

こういったトレーダーはMT5をオススメします。ぜひ、このチャンスにMT5を使って、トレードの経験値を増やしていってみてくださいね。

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Source: 海外FX最強まとめサイト

 

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